<Home> <Info. form Artists>



LIVE REPORT

LEE RITENOUR GROUP with special guest ANNEKEI
August 13 2009 at Blue Note Tokyo



ノリのよい、極上なフュージョンサウンドと魅力あふれるヴォーカルの競演
都会的センスあふれるパフォーマンス




< Second Set >

この日のステージは「CAN SEE」でスタート。リー・リトナーのアコースティックリトナーのギターソロで静かに始まり、アンナケイがしっとりしたヴォーカルを聞かせた。アンナケイはとても多彩なヴォーカリストで、両親ともにミュージシャンというサラブレッド。まだ若いが才能豊かで将来性を感じさせた。続く「KEEP PLAYING」では、メンバー全員がステージに揃う。心地よいミディアムテンポの8ビートは、途中から加わったリズム隊によって強靭なビートへと変り、会場を盛り上げた。メルヴィン・デイヴィスのベースのどっしりとしたベースラインが印象的だった。この曲のアンナケイは少しシャデーを思わせた。

ここでアンナケイはステージを降り、3曲目からはインストナンバー「4 1/2 STORMS」「A LITTLE BUMPIN'」「WES BOUND」と続く。4 1/2 STORMS はイントロの5拍子が小気味よいナンバー。ドラムス、オスカー・シートンは安定したテクニックで心地よいグルーヴを作り出す。リトナーのギターソロはより集中力を増して自在にパッセージを繰り出す。リトナーに応えるドラムのストロークはきれがよく聴いていて気持ち良い。縦横無尽なBソロも見事だった。 キャッチーなメロディーにのって展開した「A LITTLE BUMPIN'」、ロック風のリフがなんとも良い味をだしていた「WES BOUND」、この2曲では、それまで控えめだったジョン・ビーズリーのKEYソロが圧巻。前者では流れるようなパッセージとリズミックなフレーズを組み合わせながら存分にオルガンの音色を響き渡らせ、後者ではエレピを駆除してユニークなソロをセンスよく聴かせた。

再びアンナケイがステージに戻り、雰囲気が変わる。心地よくスィングしたジャズナンバー「STOLEN MOMENTS」を披露。都会的で洗練されていた。 スラップベースがピリッと効いていた、ノリのよい「TAKE A STAB」、ピアノ弾き語りによるラブソング「MELT」と続いたあとはラストナンバー「RIO FUNK」これはまさに極上のファンクナンバー。最高にきれのよいビートを十分に堪能した。ここでもビーズリーのエレピソロは圧巻。それを受けたリトナーのソロもよりハードに展開し、白熱のパフォーマンス。その後、アンコールでは「MR. BRIEFCASE」を演奏。最後までオーディエンスを沸かせた。


Members:
Lee Ritenour(g) リー・リトナー(ギター)
Annekei(vo) アンナケイ(ヴォーカル)
John Beasley(key) ジョン・ビーズリー(キーボード)
Melvin Davis(b) メルヴィン・デイヴィス(ベース)
Oscar Seaton(ds) オスカー・シートン(ドラムス)

Set List) Second set
1. I CAN SEE
2. KEEP PLAYING
3. 4 1/2 STORMS
4. A ITTLE BUMPIN'
5. WES BOUND
6. STOLEN MOMENTS
7. TAKE A STAB
8. MELT
9. RIO FUNK
10. MR. BRIEFCASE *Encore

Report by Saki H
Many Thanks to Blue Note Tokyo



Copyright (C) 2009 Global Artist Network. All rights reserved.